リラクゼーションサロンはサラリーマンを中心とお客さんを相手にマッサージする仕事です。

マッサージされるのは気持ちいですが働く側にとってはどうなんでしょう？

リラクゼーションサロンの時給や仕事内容、人間関係について20代のときにバイトしてたカナリアさんに聞いてみました。

昇給はある？

ない

男女比

女性のみ

年齢層

20代のフリーター中心

高校生でも働ける？

NO

お客様の予約管理

何時からお客様が何の予約で入っているかを確認し、部屋のセッティングをします。

マッサージの主なメニューは全身もみほぐし、オイルマッサージ、足つぼです。

お客様用の着替えを準備したり、オイルマッサージならふき取り用のホットタオルを準備したり、どの部屋で何の施術を行うかを頭に入れながら準備します。

予約受付は電話予約で、受付専属のスタッフがいないので、施術中でも声をかけて電話をとる必要がありました。

ネットでも受付可能なので、それを照らし合わせながら予約をうめていきます。

施術

リラクゼーションサロンはお客様によって色々な要望があり、常連のお客様ならメニューが決まっていることが多いですし、初めてのお客様なら体の症状を聞いてそれに合うメニューをおすすめすることもあります。

ちなみにスタッフは女性のみで、オイルメニューは女性客のみになります。

色んなお客様がいるので、防犯面で男性スタッフがいてほしいなと思うこともありました。

店舗の清掃、備品の管理、洗濯

店舗の清掃、備品の管理、お客様用の着替えやタオルの洗濯など、雑用も予約の合間に行います。

洗濯はこのなかでも重要で、乾かしてたたんでおかないとお客様の人数に間に合わないということもたまにありました。

ベランダがなく、部屋干しになるので除湿器を使ってなんとか間に合わせました。

新人スタッフの研修

新人スタッフの研修も、バイト同士で教え合います。

全国チェーンの店舗であれば、研修専属の社員の方が教えに来てくれるところもあるそうですが、私が働いたところはアルバイトが伝言ゲームのように教えていました。

もみほぐしのみ、オーナーから教えてもらいました。

紙媒体のマニュアルのようなものもなく、社員も少なかったので教える人によって手技が微妙に違うことがありました。

最終的に率先してマニュアルを作り上げ、研修ガイドも作成して統一できるようにしていきました。

お客様の体をほぐさせて頂くので、他の店舗の経験のあるスタッフから色々教わることもありました。

金銭管理

おつり用の小銭やお札が足りないと銀行にいって両替をしたり、毎日の集計もアルバイトが行います。

このようにお客様の施術がメインではありますが、細かい雑用も行う必要があります。

このバイトの大変さを10段階評価するといくつ？

（目安:試験監督は1、引っ越しは10）
6

楽な時間帯はある？

社員もバイトも仕事内容は同じです。

社員は少しだけ店舗の備品の管理やスタッフの教育について率先して行うくらいで、あまり変わりません。

お客様が多い時期は夏やゴールデンウィーク・お盆などの連休、年末年始です。

この時期は休憩という概念がなく、予約と予約の合間に水分補給やご飯をちょっとかきこむくらいなので、体力がないと本当に大変です。

逆に秋冬になるとお客様が減り、予約時間以外はフリータイムとなり、休憩していることが多かったです。

やれることを探そうと思えばいくらでもやれることはあるので（例えば細かい所の掃除など）、スタッフのやる気によって良い店になるかどうかが変わってきます。

シフトの自由は効くか？

あまりシフトの自由はききません。

勤務時間は午前11時から最大午後11時までと、午後1時から最大午後11時まで、午後4時から最大午後11時までの３つのみです。

最大午後11時までというのは、最終受付の午後9時半の時点でお客様の予約が入っていなければ勤務終了になりますが、予約が入っていればその終了時間で勤務終了となります。

遅くても午後11時には終わりになります。

お客様一人にスタッフ一人が対応となり、きっちりと予約が埋められるので急な休みは代わりを探す必要があります。

髪型髪色ネイル等に制限はある？

髪型に制限はありません。
ネイルはNGです。

お客様の体を触るので短く切ります。
色も目立つ色は付けられません。

勤務可能時間帯は？

午前11時から午後11時。

このバイトはお客様の体を老若男女問わず触るので、そういったことに抵抗のない人が良いです。

とくに力が強くないといけないとか、体を鍛えなければいけないわけでもないですが、体が硬いお客様や強めでほぐしてほしいというお客様もいらっしゃるので体力は必要です。

腰痛もおきやすいので、スタッフ自身の体のケアも必要です。

一対一での接客になるので、最低限でも接客ができることが必要です。

リラクゼーションサロンのバイトの人間関係
楽しく仕事をしていましたし、たまに食事や飲み会もありました。

お客様がいない時間帯のフリータイムはわりと恋愛相談や人生相談、お互いをもみほぐしたりなどして過ごしていたので楽しかったです。

こういった仕事柄からか、お互いをもみほぐして体の形などもわかっていますから、女性ならではの体の健康相談などもあけっぴろげに話していました。

その話の中で、意外と心の病気と闘っているスタッフもいることがわかりましたが、特にみんな偏見をもつこともなく、特別待遇をするわけでもなく、みんなで支えながら働いていました。

体のことを勉強し、健康・美容にも自然と興味をもつようになり、自分自身もケアを大事にするようになりました。

もみほぐしのスキルは生活にも役立っており、自分の疲労回復はもちろん、家族をほぐしてあげると喜んでもらえます。

お客様をほぐしていると、なんだか自分も癒されていく感じがします。

働きにきているのにリラックスできるというのはちょっとお得な気分です。

もちろん雑用や予約管理など大変な面もありますし、店舗によって研修の質は全く違ってきます。

福利厚生もバラバラです。

自分に合わなければ早めに切り上げて、違うお店を探すことも大切です。

リラクゼーションサロンでは手技の取得に時間がかかるので、合わないと思っている時間にも合わない手技を勉強するということになってしまいます。
でも、自分にぴったりと合う職場であればとても勉強になる職場です。

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