リトルマーメイド1972年に広島でオープンした老舗パン屋です。

LITLLE MERMAIDという英語の看板が目印で、焼き立てのパンを提供しています。

そんなリトルマーメイドで高校生のときにバイトしてたリトアニアさんに、バイトの時給や仕事内容、男女比などを聞いてみました。

昇給はある？

ない

深夜時給アップ

ない

まかないは？

ない

従業員特典は何がある？

閉店時のシフトに入ると、非公認ではあるが売れ残りの破棄するパンを持ち帰れる。

男女比

女性のみ

年齢層

学生とパートのおばちゃんが半々くらい

高校生でも働ける？

YES

シフト時間までに制服（ブラウス、エプロン型ワンピース、三角巾）に着替えて勤務開始。

パン成型から焼き上げまでは、店長等社員の方が担うので、アルバイトスタッフは基本的にはレジに待機し、お客さんがトレイに入れて運んできたパンのレジ打ち、パンの袋づめ、金銭の受け渡しという流れが仕事です。

このレジ打ちですが、パンの値段を１つずつ暗記して、自分で金額を入力していました。

当初は混乱しましたが、慣れてくると自分でも感心する速さでできるようになります。

また、１本そのままの食パンをお客さんのオーダーに合わせて、例えば６枚切りにスライスして小分け袋に入れ、販売するといった作業もあります。

このスライサーマシンが、木工職人が使用するもののようで、危険ですがなかなか楽しいです。

この基本的作業に加えて、時間帯により作業が少しずつ異なります。

開店前から午前中のシフトの場合

お店の開店１時間前からシフトに入り、パンが焼き上げられるごとにトレイに乗せ、店内の棚に陳列していきます。

プライスカードを設置し、オススメ商品がある場合は「オススメ」のタグを貼り付けていきます。

この店舗では、ケーキの取扱いもありましたので、冷凍庫に入っているケーキを不足した分だけ冷蔵ケースに陳列していきます。

ちなみにこのケーキは、冷凍庫から出して24時間たつと破棄します。

お店が開店すれば、基本のレジ打ちと、パンのトレイが空けば、下げて他のパンを補充して陳列を整えます。

また、途中でパンが焼き上がれば、適宜陳列していきます。

手が空いた時は、棚にハタキをかけたり、冷蔵ケースを拭いたりというメンテナンスをします。

閉店作業のシフトの場合

夜になるとパンの補充がされませんので、空になったり少なくなったトレイのパンを詰めて陳列するなどして、陳列範囲を縮小しながら棚をキレイに保ちます。

このお店では、閉店時間の20時半の30分前から１袋200円セールをやっていましたので、その時間が近づくと、400円相当のパンを袋につめ、セール開始時間になると、ポスターを掲げて販売していました。

閉店時間までにできるだけトレイを洗う、使用しないダスターを洗うといった作業を済ませておきます。

20時半の閉店後は、パンの残り数を記録してから破棄します。

トレイやトングの全てを洗浄し、元の場所に戻します。

棚の全てにハタキをかけてパンくずを落とし、床をモップで拭き、ダスターの全てを消毒液につけて帰ります。

このバイトの大変さを10段階評価するといくつ？

（目安:試験監督は1、引っ越しは10）
5

楽な時間帯はある？

スーパーの中の店舗だったので、週末などスーパーのお客さんが増えると、こちらのお客さんも増えて忙しくなります。

時間帯では、開店準備は焼きたてのパンを並べる必要がありますので、お客さんの有無を問わずある程度作業する必要があります。

午前中の焼きたてのパンが出る時間帯は、陳列とレジでやや手がとられます。

夜の時間は比較的ひまですが、閉店作業はやや体力が必要です。

シフトの自由は効くか？

４時間以上の制限はあるが、自分で交代要員を見つけて申請すれば、交代可能です。

無理やりシフトに入れられることはほとんどありません。

髪型髪色ネイル等に制限はある？

制服の三角巾の中に髪を入れる必要がありますが、髪色は自由です（奇抜な色は除く）。ネイルは禁止でした。

勤務可能時間帯は？

９時から２１時

役割は別れていないので、基本的には全ての仕事をやらなければなりませんが、とにかく１日中パンの香りに包まれて働けるので、パン好きには間違いなくおすすめできます。

特に閉店作業時にシフトに入るとパンの持ち帰りができるので、多くの人は太ることになります。

特に夕方から閉店時間にシフトに入るのは、高校生から大学生までの同世代の女の子ばかりでしたので、仲は良かったです。

社員の店長が閉店時間までいることはないので、19時くらいになると、アルバイトスタッフ２人だけになります。

お客さんもいないときは、プライベートの話もたくさんできますので、自然と仲良くなります。

ただ、朝から昼の時間は主婦層のベテランのパートさんがシフトに入ることが多く、基本的にはパン好きの優しい方が多いですが、たまに気の強い人がいて、若い子に敵対心むき出し印象も受けました。

学生アルバイトでも週末の朝や昼の時間にシフトに入ると、この人と一緒になるときもあり、そのときは注意されないように気を遣いながら働いていました。

とにかくパン好きにはおすすめのアルバイトです。

常にパンに囲まれ、焼きたての香りを一番に嗅げます。

また、季節に応じた新商品も次々出てくるので、味わうのはもちろん、自分で作る人は製作のヒントになること間違いなしです。

今パン職人に憧れる人も多いと思いますが、夢実現の入口は間違いなくパン屋さんのアルバイトだと思います。

今は商品写真とバーコードの入ったシートでレジ打ちをするお店も多いようですが、小規模店舗ではやはり手打ちのことが多く、１つずつの値段を記憶する必要があるかと思います。

新商品の入替えも頻繁なため、記憶力が試されます。

よって、ここでもやはりパンに対する愛情の有無が、アルバイトを楽しく続けられるポイントになってくると思います。

パン好きの方は、体重増は覚悟で、楽しんでアルバイトしてほしいと思います。

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