啓文堂書店のバイトの時給、男女比や年齢層、仕事内容を大暴露!
啓文堂書店は東京都・神奈川県内の京王電鉄沿線を中心に展開する書店チェーンです。
本好きなら本屋でバイトしたいと思いますよね?
でも書店のバイトってどうなんでしょうか?
啓文堂書店で大学生のときにバイトしてたるんるん気分さんにバイトの時給や仕事内容、男女比や年齢層などを聞いてみました。
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啓文堂書店のバイトの時給はいくら?
地域 |
時給 |
---|---|
東京 | 958円 |
現在は東京958円。
働いていた大学生当時は840円。
いずれの場合も、東京都の最低時給に相当。
昇給はある?
ない
深夜時給アップ
ない
啓文堂書店のバイトのまかないや従業員特典は?
まかないは?
原則ありません。
ただし、三が日の勤務等の場合は、お昼代のみ支給される場合があります。
また新店舗開設、もしくは閉店店舗の整理に傘下した場合もそういった物が支給される場合があります。
従業員特典は何がある?
原則ありません。
ただし、年末年始等特定の時期のみに、割引用スタンプ(ハガキ)カード等を優先的に貰える場合があります。
厳密な意味で特典ではないものの、店内展示用の雑誌用の見本等、廃棄が決定した物を貰える場合があります。
啓文堂書店のバイトの男女比と年齢層は?
男女比
6-4で男性多め
年齢層
学生とパートのおばちゃんが半々くらい
高校生でも働ける?
NO
啓文堂書店のバイトの具体的な仕事内容は?
朝からのシフトの場合は、店舗開店前の簡単な清掃からスタートします。
その後レジの設定(お金の入金、各種機械の電源を入れる、機械の接続)をします。
同時に、入荷した本の品出しをしていきます。
重い物が多いので、重労働になる場合もあり、開店前に終わらない場合もあります。
その場合は、お客さんが入店しながらの品出しとなります。
品出しと同時に、お客さんの注文品、定期購読を確保して、所定の位置(レジ付近)で保管します。
品出しが終わったら、前日のレジの精算業務(お金がきちんとあるか、所定の位置へのお金の移動等)、また注文品入荷の連絡をします。
入荷連絡は、メール、FAX、電話様々で、お客さんによっては時間を指定していたりするので、その点注意が必要です。
これらと並行して開店後はお客さんが入ってくるので、レジ会計も行います。
本の場合はカバーの有無をお伺いして、必要あれば付けます。
なお、本の場合はシュリンクがかかっていたり、雑誌の場合は紐がかかっていたりします。
人にあげる場合やすぐ読みたい場合等、お客さんによってそれらをとるかとらないかは様々です。
先にお伺いしておかないと、お客さんから文句を言われる場合もあるので、注意が必要です。
また大量購入のお客様がいて、シュリンク等をはずす場合はレジをほぼ占領してしまいますので、スピードが大事です。
プレゼント用の場合等は、包装紙で包む必要がありますので、必要に応じて整理券を渡して、包装の間は店内で待って頂きます。
包装する本が一般的なものの場合は良いですが、変な形のものや大きすぎるもの等の場合は少し大変です。
また本や雑誌とは別に、図書カードやクオカードの販売もしているので、金額間違いや枚数間違いに特に注意が必要です。
贈り物として使う場合も多いので、間違うと大変なクレームとなります。
また販売時はただレジを通すだけではなく、カードに記載されている細かな英数字を書き留める必要があります。
盗難防止や棚卸し等のため、厳格に管理されています。
その他にも、店内で本や雑誌を探しているお客さんに質問を受けたら探しにいったり、在庫がなければ注文を受けることもあります。
ただ、似た書名の本は多数あるので、正確に細かく伺う必要があります。
このように一つ一つの作業は単純でシンプルながらも、その業務が多岐にわたるので、多くなるほどミスもしやすくなります。
よって、クリスマスやお正月といったイベントがある時期だと、上記の作業が重なってくるので特に注意が必要です。
そんな中でも、お客さんが閑散とする時間帯があった場合は、簡単な店内清掃を行います。
立ち読みでバラバラになった本を揃えたり、ゴミがあれば掃除します。
ちなみに上記で述べた事とは別に、あいた時間に本や雑誌の注文を行う場合があります。
お客さんの注文分だけでなく、店出し用の物もあります。
いずれも出版社へ電話をしますが、大きな書店の場合「取次」する会社があり、出版社と書店の間に間に入って商品の諸々の管理をしています。
よって、その取次の会社や各種コードを電話では伝えます。
なお、インターネット全盛の時代でも、この「取次」の仕組みによって、書店業界ではいまだに本や雑誌の入荷に大変時間がかかる場合があります。
Amazonのように1〜2日で届かない事は多くあります。
この電話の際、例えば「11/14に搬入します」と言われても、それは書店に11/14に入るわけではありません。
「取次」の会社(の倉庫)に入る日なのです。
これを知らない初心者が誤って、お客さんにこれを伝えてしまうと大変なトラブルになる場合があります。
搬入日から一週間かかる事は決して珍しい事ではなく、「11/14に入るって言ったじゃないか!」とお客さんともめる事もあるので、とても注意が必要です。
そのため、書店では注文品の具体的な日数を、お客さんに告げることは避ける傾向があります。
お客さん的にははっきりしなくて、苛立つこともありますが、はっきり言わない方が無難で、濁して置く方が賢明です。
こういった作業を含めて、レジ会計をやっていると意外と1日はあっという間に終わります。
自分が朝から入っている場合は、夕方や夜の人とバトンタッチになります。
よって、引き継ぎをしたら帰ります。
特にトラブル関連はしっかり伝えます。
例えば、上記でいった「11/14に入るって言ったじゃないか!」といった苦情は必ずです。
お客さんが来店する場合もあるからで、知らない人が対応してしまうと、火に油を注いでしまうこともあるからです。
もし、このまま夜まで行く場合は、レジ会計がメインとなります。
たいていの出版社は一般の企業と同じで17時をすぎるとどんどんと営業が終わっていくので、注文も一部しかできなくなるからです。
よってお客さんもだんだんとまばらになるので、レジ点検を行います。
これは昼間のシフトの人がやる場合もあります。
お金がちゃんとレジに入っているかを細かくチェックします。
お札が重なっていたりすると、計算が合わなくなってしまうので、注意して確認します。
その他に傷んだ本や売れない本等の返品作業をします。
これこそが「取次」を通すメリットで、一定の条件を満たした本は返品ができます。
これで書店は経営が成り立っています。
不良在庫をずっと抱えていたら、潰れるリスクがありますが、これで軽減されます。
そうして、時間が過ぎて閉店時間が来たら店を閉めます。
店内にお客さんが残っている場合はお声がけをします。
時間が来たらシャッターを閉め、各種機械の電源を落としていきます。
最後に清掃をして、1日にたまったゴミを捨てて、終了です。
このバイトの大変さを10段階評価するといくつ?
(目安:試験監督は1、引っ越しは10)
7
楽な時間帯はある?
暇な時、忙しい時が極端です。
駅改札から少し離れた店舗だったので、雨等の天候が悪い時や、夜遅くといったお客さんの来店そのものが少ない時は暇です。(ただし、駅改札付近の店舗の場合は人が多いです。)
反対に早朝はお客さんは少ないものの、ほぼ毎日の品出しが大変です。
また入荷品の中には、お客さんの定期購読分、注文品があったりするので、その抜き忘れに注意が必要です。
抜き忘れるとクレームが入ってしまいます。
よって品出し等をしない夕方以降が比較的楽な時間帯と言えます。
ただし、コミック発売日等はお客さんが増えるので、夕方以降も大変な場合があります。
シフトの自由度や髪型の制限、勤務可能時間帯は?
シフトの自由は効くか?
本屋さんは基本的には儲かっている業種ではないので、人員そのものがピッタリ人数です。
よってシフトの融通はききにくいです。
ただし予め誰かに変わってもらったりするか、それができなくても店長に言っておけば、よほど酷い理由でない限りは何とかしてくれます。
都内にチェーン店舗をかまえる書店のため、どうしてもという時は他店から応援を呼ぶことは可能です。
髪型髪色ネイル等に制限はある?
原則、髪を染めていたり、ネイルをしての勤務はできません。
とはいえ現実的に学生さんや主婦の方だとしている場合はあります。
ですが、手が汚れないまでも、本に多く触ったり、重い物を持つこともあるので、ネイルは不向きです。
またピアスやイヤリングは良いわけではないものの、積極的に禁止されてはいません。
あまり目立たないものであれば一定度許容されています。
よってそれらをしている女性は年齢問わずいました。ただし男性はダメです。
勤務可能時間帯は?
おおよそ、朝8:30〜夜22:30が可能な時間です。
ただし祝日や年末年始といった場合は営業時間が短縮する場合があります。
また特定の有名本の発売日(例えばハリーポッターやワンピース関連)の場合、勤務時間が長くなる場合があります。
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啓文堂書店のバイトの役割ごとの向き・不向き
簡単と思われている書店バイトですが、意外とやる事が細かく多くあります。
特に昼間の方が大変です。
品出し等では重労働になるので体力がいりますし、それとは別に最低限の接客ができなくてはいけません。
本が好きだからだけで、話下手だと厳しいかもしれません。
また電話対応も意外と多く、接客とはまた別の難しさがあります。
言葉遣いをある程度知っておくか、学んでいく必要があります。
またお客さんだけでなく、チェーン店の場合は、他店や本社とのやりとり、また各出版社といった会社とのやりとりもあります。
ただ社会勉強にはなるかもしれないので、良いかもしれません。
よって以上の事を踏まえると、学生さんは夕方や夜のシフトが向いているでしょう。
品出しが朝中心の店ならば、それをやらずにすみますし、出版社等が夕方には閉まるので、そのリスクがぐっと減ります。
ただし、店長といった社員の人が途中で仕事が終わって帰ってしまう場合があります。
そうすると、不測の事態が起きた時に、誰に聞いて良いかわからず戸惑う事はあるかもしれません。
そんな時は他のチェーン店に電話をして助けを求めることはできます。
これはチェーン店のいいところです。
ただ、問題がなければ、夕方や夜の方が楽なのは確かです。
(もちろん、品出しが午後や夕方にある店舗を除きます。)
啓文堂書店のバイトの人間関係は?
私のいた店舗はかなり円満でした。
昼間は主婦中心、夕方は学生中心で、親と子ほど離れていたので、先輩が後輩に怒るといってもたかが知れているものでした。
またそもそもミスが起きやすい職場なので、「みんなお互い様」でした。
確かに他人がミスをすると迷惑を被ることもありますが、同時に自分もミスで他人に迷惑をかけていたからです。
反対にこれは安心感がありました。
よってバイト同士の仲は良かったです。
また店長も理解ある人だったので、ある程度は許容してくれました。
ただ、もちろんミスをすればお叱りをうけますが、自分に問題がある事であればそれは仕方ありません。
全般に問題はありませんでした。
これから啓文堂書店でバイトをする人に向けて先輩からアドバイス
学生の方は良い社会勉強にもなると思います。
接客や電話対応等様々な事を学べます。
また多岐にわたるものの、基本的にはやることはシンプルです。
しかし重い物を持つ可能性がある事は覚えておきましょう。
長年やっている社員さんの中には体を痛めてしまう人もいるので、注意が必要です。
これは主婦の方がやる場合も同じです。
ちなみに、本屋は基本的には文系の人が多い傾向です。
もちろん体育会系や他の人もいますが、真逆のジャンルの人は下調べをしておくと良いかもしれません。
「この人とは(性格が)あわないなぁ」という事はどこの職場でもありますが、本屋の場合は比較的それがわかりやすいです。
また人間関係を円満にするためには、同じ世代の人がいる時間帯を選ぶと良いでしょう。
昼間は主婦中心、夕方夜は学生中心の傾向があるので、それに合わせるか、予めどういった構成かを調べておくと良いでしょう。